la favola di Natale （クリスマスの寓話） Giovanni Guareschi著 『陽気なドン・カミロ』などで日本でも知られているGiovanni Guareschiの小品。実際にドイツの捕虜となったグアレスキが1944年12月に収容所の中で着想した物語だそうです。 遠くの国の捕虜収…

この時期になると、ふと観たくなるのがイタリアのアニメーション映画『Opopomoz』。監督はナポリ出身のEnzo d’Alo’。現在のイタリア長編アニメーションの監督としてはおそらく最もよく知られた人。『La freccia azzurra』（1996年）、『La gabbianella e il …

12月13日にフィレンツェで起こったセネガル人射殺事件。なんとも酷い事件ですが、犯人のGianluca Casseriは極右組織に所属していたと同時に、SF＆ファンタジーの熱心なファン活動を行なってもいたそうです。ファンタジー系の同人誌『La Soglia』の編集人であ…

私の訳した本が10月末に発売開始になりました。今回は電子書籍と、三省堂書店のオンデマンド書籍での出版です。詳しくはこちらをどうぞ（出版社へのリンクです）。また、三省堂書店オンデマンドへのリンクはこちらです。よろしければ、ぜひどうぞ。

前掲のmy訳書が、『SFマガジン』11月号で紹介されております。SF好きとして、なんとも嬉しいかぎり。この小説はSFとは言い難いのですが、奇妙な物語ということでそれなりにこの場所に馴染んでいます。 日本SF第一世代特集ですので、興味のある方はぜひ。ブッ…

私の翻訳した小説が８月はじめに出版されます。もしよろしければ、お手にとっていただけると嬉しいです。詳しくはこちらをクリック（出版社へのリンクです）。もしくは左下の「my訳書」をどうぞ（amazonアソシエイト用のリンクになっています）。

Lalla, piccola Lalla （小さなラッラ） Nino e Toni Pagot Gallucci, 2005 戦後イタリア・アニメーションの巨匠Pagot兄弟の短編アニメーション「Lalla, piccola Lalla」（1946年）のDVD付きアニメ絵本です。 夜、学校の宿題をしているラッラ。とても眠くて…

La Bella Gertrude （かわいいゲルトルーデ） Giorgio Montefoschi著 Giunti Editore, 2002 むかしむかしのお話、大きなお屋敷にゲルトルーデという女の子が住んでいるのですが、パパとママはあまりに過保護で、風邪をひいては大変と外にも出さず、学校にも…

Il Sasso sul cuore （心の石） Anna Lavatelli著 Einaudi Ragazzi, 2010 妹につきまとわれてうんざりしているディエゴ少年（たぶん小学生高学年くらい？）。やつあたりに溝に石を力いっぱい投げ入れたら、偶然そこにいた猫の頭にあたって、その猫は死んでし…

Melina （メリーナ） Beatrice Solinas Donghi著 Giunti Editore, 2001 両親の死後、心優しいメリーナに残されたのはリンゴの木だけ。でもその木のある土地は意地悪ないとこのもの。木はお前のものだが俺の土地を踏むことは許さん、というわけで、メリーナは…

Valeria sei in ritardo （ヴァレリア、遅刻ですよ） Anna Lavatelli著 Giunti Editore, 2005 毎日学校に遅刻する小学生のヴァレリア。パパもママもまだ寝てて遅れました、と言い訳するヴァレリアに「もっといい言い訳をしたらどうなの」と先生はあきれ顔。…

Un giocattolo per Natale （クリスマスのおもちゃ） Gianni Rodari著 Interlinea Edizioni, 2001 ジャンニ・ロダーリの掌編です。 子供たちにどんなクリスマスプレゼントのおもちゃを贈ろうかと頭を悩ませている父親。ふらりと入ったお店で不思議なおもちゃ…